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【今回のお酒】
ジャンル:ウイスキー(スコッチ シングルモルト)
所有者(製造元):ビームサントリー
輸入者:サントリー
アルコール分:40%
原材料:モルト
原産国:スコットランド(アイラ)
価格:2600円~4000円前後(700ml)、2200円~2600円前後(350ml)
◎どういうお酒?
ドライなスモーキー感と柔らかなフルーティーさが見事に調和。
全体に温かみ、甘美さがあり、強く優美な女王の味わい。
ロックがおすすめ、とのこと。
【飲み方】
ストレート
水割り(ボウモア12年と水を、1:3~4の割合)
【感想】
香りは少しフルーティーさを感じつつ、スモーキーさが勝ってくる気がします。
ピート香がほど良く、飲んでいないのに心地良い気分。。。
口当たりも軽めで、飲みやすいです。
チョコレート?みたいな味わいも感じたり。
飲んだ後も、ピート香と爽やかでフルーティーな余韻を残します。
飲む前から飲んだ後まで、長い時間を楽しめるウイスキーです。
★★★
スコットランド西岸沖のアイラ島に、ボウモア蒸留所はあります。
1779年創業という、スコッチのモルト蒸留所のなかでも古い歴史を誇ります。
ほとんどの蒸留所が自前での工程を手放した、ピート採掘や大麦のフロアモルティングなどの伝統製法。
それを職人たちが頑なに継承しています。
ボウモア蒸留所では、ピートも製麦工程も潮風の影響を受けます。
第1貯蔵庫はダイレクトに海に面し、海抜0メートルに位置します。
凪いだ日も嵐の日も、海という自然環境と対話しながらモルトウイスキーは熟成していきます。
蒸留所の特異な立地と伝統が、ボウモアという「海のシングルモルト」を生み出しています。
ボウモアは12年のほかに、15年・18年・No.1などがあります。
★★★
私はこれまで、スモーキーなウイスキーが苦手でした。
独特な香り、そして苦みを感じるような味わい。。。
まるで薬のようだと思ってしまう。
でも、色んな地域の銘柄を飲んだり、段階を踏んで少しずつピート香に慣れていくことで、印象は変わっていくものですね。
潮の香りを込めた、ウイスキー。
蒸留所が海に面し、日々の気候変動があるからこそ、より深い味わいをもたらすのだと思います。
私にはまだ潮の香りが感じられず残念でしたが(笑)、苦手意識を変えてくれる素敵なお酒です。
今日も読んでくださり、ありがとうございました♪